AdSenseはアクセス数に左右されることが多いため、「コレを変えたから収益がグッと伸びる」などの施策はほとんどありません。
ですが、以下のテクニックを駆使すればジワジワと収益が伸び、長いスパンで見ると大幅な増収が見込めます。
まだ実践していないテクニックがあったら、ぜひ実践してみてください。
クリック率の高い広告配置にする
一般的に、AdSenseで視認性が高く(ユーザーに見られやすく)、かつ高収益が期待できる設置場所は、
- タイトル下
- 記事下
- サイドバー最上部
の3カ所とされています。
もしクリック率が悪い場合は、この3カ所を基本の配置場所として決めておき、ほかの配置場所も決めていきましょう。
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【初心者向け】AdSense基本の3つの設置場所
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クリック率の低いページを改善する
AdSenseのクリック率は、平均で0.1%を下回っていると要改善です。ページごとにクリック率を改善するか、クリック率が悪い広告ユニットを改善するように試みましょう。
目標としては、クリック率1.0%以上を目指しましょう。
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AdSenseのクリック率が低いときの5つの改善策
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収益性の高い広告サイズを選択する

AdSenseでは、さまざななサイズの広告が用意されています。中でも、大きいサイズの広告は収益を上げやすいメリットがあります。
大きいサイズの例としては、以下のAdSense広告が挙げられます。
広告サイズ | 説明 |
300×250 | レンダリング(中) 記事下やサイドバーに配置されることが多い |
336×280 | レンダリング(大) 記事下やサイドバーに配置されることが多い |
728×90 | ビッグバナー サイトの上部に配置されることが多い |
300×600 | ラージスカイスクレイパー PC画面のサイドバーに配置されることが多い |
320×100 | モバイルバナー(大) スマートフォンの画面に最適化された広告 |
これらの広告サイズは、AdSenseヘルプの「広告サイズに関するガイド」でも推奨されています。
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AdSenseで収益の高い「広告サイズ」と選び方のポイント
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広告を全幅で表示させる

AdSenseヘルプによると、全幅サイズ(画面の幅いっぱいに表示)のレスポンシブ広告は収益が上がるようです。
レスポンシブ広告ユニットがモバイル端末上のユーザーの画面の全幅サイズに展開されることが多くなります。この設定により、収益増加の可能性が見込めます。
Google が行ったテストの結果、モバイル端末が縦表示の場合には、全幅サイズのレスポンシブ広告で成果が上がることが判明しています。
モバイル端末では、画面の幅いっぱいに広告を表示すると収益が上がる可能性があります。
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AFFINGER5でAdSenseのレスポンシブ広告を全幅に広げる方法
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テキスト広告とディスプレイ広告の両方を配信する

広告タイプは、「テキスト広告とディスプレイ広告」を選択しましょう。
テキスト広告とディスプレイ広告の両方が表示されるようにすることで、よりクリック単価の高い広告が表示され、収益アップにつながります。
広告タイプは、AdSenseの「テキスト広告とディスプレイ広告」で広告を新規追加するときや、すでにある広告を編集するときに選択ができます。
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AdSenseの「広告タイプ」はどれを選択すべき?
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テキスト広告をサイトの配色にあわせる

AdSenseのテキスト広告は、管理画面の「テキスト広告のスタイル」から配色を変更できます。
テキスト広告が配信されたときに備えて、広告の背景色や文字の色をサイトにあわせた配色しておくと、ユーザーの違和感を軽減でき、クリック率の向上が期待できます。
デフォルトの設定のままにしている場合は、サイトの配色にあわせてみましょう。
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AdSenseのテキスト広告をサイトの配色にあわせる方法
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テキスト広告のスタイルをA/Bテストする

AdSenseの「テキスト広告のスタイル」は、管理画面「最適化」の「テスト」でA/Bテストができます。
スタイルを少し変更することで、クリック率が改善されることもあります。クリック率が悪いと感じたら、A/Bテストを活用してみましょう。
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AdSense「テキスト広告のスタイル」をA/Bテストして最適化する方法
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複数の広告ユニットを同時に配信する

AdSenseには、「テキスト広告とディスプレイ広告」以外にも、「リンクユニット」や「記事内広告」「インフィード広告」など、さまざまな広告ユニットが存在します。
1つの広告ユニットに頼らず、複数の広告ユニットをフル活用し、魅力的に表示させましょう。
リンクユニットを導入する

リンクユニットとは、ページと関連性のあるキーワードを表示するAdSense広告の1つです。
ディスプレイ広告などに比べると地味な広告ですが、効果的な場所に配置することで、大きな成果を生みます。まだ使っていない方は、ぜひ導入してみてください。
リンクユニットは、AdSense管理画面の「テキスト広告とディスプレイ広告」で広告コードを取得できます。
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AdSense「リンクユニット」の設置方法とおすすめの配置場所
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関連コンテンツを導入する

AdSenseの「関連コンテンツ」とは、サイトを閲覧しているユーザーに向けて、サイト内の関連記事とAdSense広告を同時に宣伝できるネイティブ広告です。
関連コンテンツが使用できるようになるには条件がありますが、収益性の高い広告なので、サイトを開設して間もない方は、解禁されるのを1つの目安に頑張ってみてください。
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AdSense「関連コンテンツ」が解禁されるPV数・記事数の条件は?
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カバレッジ(一致率)の低いページを見直す

AdSenseで言う「カバレッジ(一致率)」とは、広告リクエストに対して広告が配信された割合を指します。
カバレッジは、100%に近い値であることが理想的であり、極端に低い場合は、正しく配信ができていません。早急に改善し、収益のチャンスを逃さないようにしましょう。
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AdSenseの「カバレッジ(一致率)」の意味と確認方法
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正しいレイアウト(表示)状態で配信する
レスポンシブ広告や記事内広告など、AdSenseが自動でサイズを決めて配信する広告は、まれにレイアウトが崩れる(表示がずれる)ことがあります。
レイアウトが崩れると、サイトとの親和性が低くなり、クリック率が下がります。
レイアウトが崩れていないか?パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットなどでも確認するようにしましょう。
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AdSenseのレイアウトが崩れる(表示がずれる)原因と対処法
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クリック単価の高いジャンルのコンテンツを作る
AdSenseでクリック単価が高いジャンルは、
- 金融
- 保険
- 不動産
- 自動車
- 美容
- ダイエット
- 就転職
などです。
これらのジャンルに沿ったコンテンツを作ると、クリック単価が高くなり、収益アップのチャンスがあります。
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AdSenseでクリック単価の高いジャンルの例と調べ方
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広告のプレースメントを作成する

広告のプレースメントとは、広告主が特定のサイトを指名して広告を掲載できるGoogle広告のシステムです。
広告のプレースメントを設置しておくと、広告主があなたのサイトを指名して広告を掲載できるようになります。
正直、サイトを指名して広告を掲載できるようになるまでには、かなりの時間が掛かりますし、それなりの知名度が必要です。設定したからと言って、すぐに効果が期待できるわけではありません。
ですが、設定は5分ほどで完了するので、今のうちに設定し、サイトが成長したときに備えておきましょう。
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AdSense「広告のプレースメント」の作成して収益性を高める方法
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広告のブロックは極力避ける
サイトに表示させたくないような広告はブロックすることができます。
きわどい内容の広告や、自分のサイトの競合となるサイトの広告が表示されるのは好ましくありません。
ですが、広告をブロックすると、広告オークションに参加する広告主を減らすこととなり、クリック単価が低下します。
極力、広告のブロックは避けましょう。
まとめ
AdSenseで派手に稼ぐことは難しいですが、コツコツとサイトのコンテンツを増やし、AdSenseのクリック率やクリック単価の分析・改善を繰り返すことでジワジワと収益が増えていきます。
コンテンツを増やすことはもちろん、「Analytics」と「AdSense」を連携するなどして、細かく分析していきましょう。
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Google「Analytics」と「AdSense」を連携する手順
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