WordPressテーマ「AFFINGER5(WING)」で、AdSenseの広告ユニットをランダム表示させて、ABテストする方法をご紹介します。
ランダム表示させる準備
ランダム表示させるコード
AdSenseをランダム表示させるコードは次の通り。
<?php $ads= array( '広告1', '広告2', '広告3', ); $count = count($ads); $random = rand(0, $count - 1); echo $ads[$random]; ?>
「広告1」「広告2」「広告3」に、それぞれAdSenseの広告ユニットを貼ります。
たとえば、「広告1」には「リンクユニット」を、「広告2」には「テキスト/ディスプレイ広告」を、「広告3」には「関連コンテンツ」を設定します。すると、3種類の広告が同じ場所でランダムで表示されるようになります。
広告ユニットを作成
ABテストしたい広告ユニットを作成
ABテストしたいAdSenseの広告ユニットを準備します。
すでに使用している広告ユニットを使いまわすと正確なデータではなくなるので新規作成します。
広告ユニット名は、「サイト名+貼り付ける場所+広告の種類」などが良いかと思います。たとえば、「サイト名 h1下 リンクユニット」など。
コードを貼り付ける方法
今回は、AFFINGER5の「タイトル下(h1直下)」と「記事末尾」の2箇所にコードを貼る例をご紹介します。
タイトル下(h1直下)の場合
コードを貼るファイルの場所は、「外観」>「テーマの編集」>「single-type1.php」です。
82行目あたりにh1タグがある
このファイルの82行目あたりの「 <h1 class="entry-title"><?php st_the_title(); //タイトル ?></h1>」の下に、先のコードを貼り付けます。
すると、タイトル直下にAdSenseがランダム表示されます。
タイトル直下なので、「リンクユニット」か横長の「テキスト/ディスプレイ広告」が個人的におすすめです。
記事末尾の場合
コードを貼るファイルの場所は、同じく「外観」>「テーマの編集」>「single-type1.php」です。
118行目あたりに広告コードがある
このファイルの118行目あたりの「 <?php get_template_part( 'st-ad-on' ); //広告 ?>」を削除して(削除すると、ウィジェットでセットしたAdSenseは表示されなくなります。)、そこに先のコードを貼り付けます。
記事下なので、「テキスト/ディスプレイ広告」か「関連コンテンツ」が個人的におすすめです。関連コンテンツの場合、テキストのみにするとクリック率が高くなる可能性があります。
ABテストする方法
コードを貼り付けたら、あとは十分な集計データがとれるまで待ち、あとで「RPM」を見てどの広告がもっとも収益性が高いか?チェックします。
RPMで比較する
「RPM(Revenue Per mille)」とは、広告が1,000回表示されたときの見積もり収益額のこと。「インプレッション収益」とも言います。
RPMは、見積もり収益額を広告の表示回数で割り、1,000を掛けた値(見積もり収益額÷広告の表示回数)で表されます。
RPMは実際の収益額ではなく、「広告が1000回表示されれば、このくらいの収益額が予想されますよ」という指標です。
つまり、ランダム表示させたAdSenseの広告ユニットのRPMをチェックして、もっとも高い数値の広告ユニットを採用すると、増収が見込めます。
RPMの確認方法
AdSenseの「管理画面」>「レポート」より、左メニューの「広告ユニット」を選択します。広告ユニットの一覧が並ぶので、ランダム表示させた広告ユニットを探し、どのRPMがもっとも高い数値か?確認して、採用しましょう。