先日、ロリポップ!で運営しているサイトが503エラーになって、一時的にサイトが表示されなくなりました。原因は、アクセスが集中したためです。
この記事では、ロリポップ!で503エラーになったときにやったことをメモしておきます。ロリポップ!でサイトを運営している方や、503エラーが表示されて慌てている人は参考にしてください。
「503エラー」とは?
503エラーとは、サイトにアクセスが集中したときに、サーバー側でサイトを閲覧できないようにする制限機能です。
アクセスが集中するとサーバーに負荷がかかり、制限をしないと他のサーバー利用者にも影響が出てしまいます。これを防ぐために、サーバー側で一定以上の同時アクセスがあった場合に、サイト閲覧者にHTTP503エラーを返す仕様にし、負荷を軽減しています。
以下、ロリポップ!の503エラーについての説明です。
ロリポップ!では、プランごとに「Webサイトへの同時アクセス数の上限」を設けております。
アクセス集中やプログラムの仕様等により上限値を超えるアクセスが発生すると、サイト閲覧時に503エラーのページが表示されます。
503エラーになる同時アクセス数は?

503エラーになったときの同時アクセス数(Analytics)
ロリポップ!では、同時アクセス数の上限値は非公開としています。
ボクのサイト(このサイトではありません)は、同時アクセス数100~130以上がずっと続いている状態のときに503エラーが表示されてしまいました。その他のどうでも良いサイトも運営していたので、それらを含めると同時アクセス数は130~150PVはあったかもしれません。
503エラーになった日のPVは、だいたい20,000です。
ロリポップ!の契約プランは、スタンダード(月額500円)です。ほかのサーバーではもっと耐えられると思います。
サイトの環境によって耐えられる同時アクセス数は変わります。
503エラー履歴の確認方法
ロリポップ!で運営している自分のサイトが503エラーになっているか?は、アクセスが集中しているときに自分のサイトをチェックするほか、「同時アクセス数制限履歴」でも確認できます。

管理画面>サーバーの管理・設定>同時アクセス数制限履歴
同時アクセス数制限履歴は、
- ロリポップ!管理画面
- サイドメニュー「サーバーの管理・設定」
- 「同時アクセス数制限履歴」
です。
503エラーの対処法
同時アクセス数拡張を使う

ロリポップ!の同時アクセス数拡張
ロリポップ!で503エラーになったときは、「同時アクセス数拡張」を使います。
この機能を使ったら、503エラーが表示されなくなり、普通にサイトを閲覧できるようになりました。Analyticsリアルタイムのアクティブユーザー数で150でも耐えてました。
同時アクセス数拡張はロリポップ!の無料の拡張機能で、有効にしたタイミングから3日間、503エラーを回避できる可能性があります。
以下、ロリポップ!同時アクセス数拡張についての解説です。
同時アクセス数拡張は、その制限値を一時的に緩和することができる機能です。
突発的なアクセス集中が発生した場合やアクセス数の急増が見込まれる場合に利用すると、アクセス集中時に発生する503エラーを発生し難くすることができます。
なお、この機能は、エンタープライズプラン、または、新サーバーのスタンダードプランのみで利用できます。
同時アクセス数拡張の使い方は、使用上の注意も含めて公式マニュアルで案内がありますので、そちらをご確認ください。
キャッシュ系プラグインを使う
キャッシュ系プラグインには、
- WP Fastest Cache
- W3 Total Cache
があります。
これらのプラグインを使う(併用はしない)ことで、サーバーの負荷を軽減しつつ、サイトの表示速度を改善できます。
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表示速度が「遅いなぁ」と感じたらやるべき8つの改善策
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まとめ
ロリポップ!に限らず、レンタルサーバーはアクセスが集中するとエラーになってしまいます。
503エラーになると、せっかくサイトを訪問してくれたユーザーも離れて行ってしまいます。ビジネスチャンスを失いますね。損失を防ぐためにも、同時アクセス数拡張の使い方をあらかじめ知っておき、アクセスが集中したときに備えておきましょう。
ボクは、もうロリポップ!は使いたくなくなってきたので、他サーバー「国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】